Moto GP in USA Writting UsaChiCChi



ポイントリーダーの、ドカティのケーシー・ストーナーがめっさ速い! 鼻毛飛び出てしまいそうなぐらい速い!

USAラウンドが行われるラグナ・セカ サーキットは、Moto GPクラスの速いマシンだと、ほとんど車体を直立させる暇がないぐらいテクニカルなコース。このテクニカルなコースレイアウトとブリヂストンのタイヤが相性バッチリだったらしい。

ラグナ・セカは、高低差の大きい特異なレイアウトゆえに、アメリカンライダー以外が好成績を収めるのはなかなか難しい。が、今回はストーナーやホプキンスといったオージーライダーが絶好調。そして彼らの共通項は、タイヤがブリヂストン。

今季のタイヤウォーズは、ブリヂストンがエッヂの効きが良くてコーナリング性能に優れ、ミシュランはトラクションのかかりが良くて加速がイイと言われている。ラグナ・セカはほとんど車体を倒しっぱなしぐらいのぐねぐねしたコースなので、全開加速できる区間は少ない。なのでブリヂストン有利だろうとは戦前から言われてはいたが、蓋を開けてみたら、ストーナーがブッチギリで速いのでおったまげた。

当然のようにポールポジションを取り、決勝もスタートからトップに立って独走。そのまま一度もトップを譲ることなくポール・トゥ・ウィン。文句のつけようの無い速さでした。

今季、ドゥカティのエンジンはとてもパワーが出ている上に、車体、タイヤとのマッチングもよく、非常に速いマシンに仕上がってはいるのだが、それに輪をかけて、ストーナーとのマッチングがイイ。ぐっさりとツボにはまっている感じだ。

ドゥカティのエンジン音がまたイカしている。

最近の大排気量クラスのレーシングバイクは、200馬力を余裕で突破していて、サーキットでレーサーが乗ってさえもパワーを使い切れない。なので、ピークパワーはさほど重視されず、高回転の伸びよりも、トラクションのかかりのよさや、トルクの過渡特性を重視して、位相同爆という形式にしているものが多い。

位相同爆ってなにさ? っていうのを説明すると長くなるが、要するにボボボァンって感じの低い音のは同爆系(ロッシのYAMAHAはそう)。パァァァァンとかクァァァァンという甲高い音を出してるのは等間爆発系。ドゥカティも、実は完全な等間爆発ではなく、市販の4気筒のバイクに比べたら同爆気味なのだが、他のメーカーに比べると伸びを重視しているようで、甲高い、いかにも回ってる感じの音を出している。

実際、かなり回っているようで、ラグナ・セカでは、他のマシンが最高で250〜260km/hのところ、ストーナーは278も出してた。そりゃブッチギリにもなりますわ(^^

そんだけ高回転重視のエンジンにすると、コーナーでは扱い難くなるものだが、ストーナーとドカの組み合わせはコーナーリングも素晴らしく、深々とバンクさせた状態から、かなり早いタイミングでアクセルを開け始めている。これはすごい。見るからに速さが違うのが分かる。

ライディングの幅や、抜きどころのインスピレーションでは、まだまだロッシの方が上のような気はするが、今年のストーナーは勢いがあるから、このままチャンピオンシップもブッチギルのではないかという予感がする。

前年、ニッキー・ヘイデンにタイトルを取られたのは、ロッシの不運という感じだったが、今年は明らかにストーナーが速さで上回っている。速いライバルが出現したことで、ロッシの闘志に火がつけば、それはけっこうな見物になりそうで楽しみだ。

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MotoGP 2006 09 in マレーシア


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